スタジオ『ミュゲ』

オーナーのブログ

2021年3月26日

桜 咲く季節に

〜春には雪解け水があちこちの沢に満ちてくる〜意味の

『春水満四澤』という禅のことばがあります

感情論にすると

苦しい時・つらい時があっても
それは
春夏秋冬という季節が巡るように
いつか過ぎていくと理解してもよいそうです

今年もソメイヨシノが満開を迎え
桜にとって
一番綺麗な季節となりました

時間とともに

花は散り
葉桜となり
冬には丸坊主に姿を変え
春になればまた華やかに
満開の美しい姿で
私達を楽しませてくれます

 

四季をめぐりまた元に戻るお話が

お茶の世界では語られます

また

桜の咲き乱れるころに

ヨガスタジオでは

年老いて姿を変えていく人間に例えるお話しを

耳にすることが重なります

美しく咲き誇る桜を眺めつつ

満開、葉桜、枯れ木を人の生き方に照らし


変化する姿があっても
唯一変わらないものがあるというお話し

その人の本質は変わらないこと
この本質をヨガでは
真我といい
本当の自分と説明します

本当の自分は
静かで穏やか
事象を静かに俯瞰でき
周りと調和できる余裕がもてる
静寂
波立たないものです

どんなに環境が変化しても

どんな境遇に置かれても

唯一変わらないものを一人一人が持っています

桜の季節になると

美しい花に満たされながら

しみじみと基本に戻る昨今

瞑想についての学びを

お勧めしているのも…

自分をリセットして

反省と生き直しを続ける中で

調和と

唯一変わらないものに気づけるからです

 

日々、桜と微笑みながら
クラスの準備
ゆったりな時間の中に
今日も暮らしています