木々が作る木漏れ日は
一瞬にして変化する
人生ははかなく
この一瞬を
味わい楽しむことの
大切を
思い出す
素晴らしい映画だった
『PERFECT DAYS』
もう一度
観に行きたい
・
下町の時代から取り残された古いアパートでひとり暮らしをする主人公の平山の規則正しい暮らし
・・・
最低限の生活を維持するだけでよく
必要以上のお金を必要とはしない
「清貧」という言葉そのものの
不満やストレスこそが貧困の原因だと伝えていた
暮らしと交互に
映し出される
美しい日々のディテールが豊かな人生を紡ぎ出すことを
私たちに語りかけていた
・
だから
何度も劇場で観たいと思う
・
主人公が過去に
エリート的な地位と人間関係を持っていたのも
映像の中に残しながら
それらを捨てても
インテリが消えることはなく
孤独は悲劇でないという平山自身の心穏やかな生き方を映すことで
個々へと
何かを残してくれる映画だと思った
監督 ビム・ベンダース