雨が降る朝
久しぶりの湿り気に
ほっ!とした
暑さも…小休止
雨に触れる紫陽花が
活き活きと輝いて見えた
紫陽花は枯れても美しい
『秋紫陽花』と呼ばれ
世界で愛される
潤いながら彩りを変化させて
夏から秋へ
その美しさの余韻を残しながら
枯れた晩年も特別に美しい……。
瞬間を完結させながら
ひとつひとつ終わるのも
綺麗に映るけれど
心を残して繋げる事で伝えられる温かいものもある
茶道のお点前の所作は
無駄のない動きの美と
言われながらも…
心残して動いて行くことで
お客さまと
心を響かせて
心地のよいところを感じつつ
……
優しいお茶になる
心を残しながら
言葉を繋げ
動きを繋げるのも
温かい気持ち…伝えて行ける
たおやかに
存在している
無理がない美しさ
静かに光り輝くのも
……
とても……好き