オーナーBlog

2019年 文月 7月禅のことば

  • 07:20

流水無間断
(りゅうすいかんだんなし)

梅雨が明けず海の日を迎え

水分の多い毎日には

河の流れに注意の意識が向くこの頃です

流れる水を眺めながら

梅雨と夏の間で暮らすのも素敵なことに気づきました

流水無間断(りゅうすいかんだんなし)とは

流れる水は途切れる事がない様子です

事物が受け継がれ続きながら転変していくようすを

「流水」と表現しているようです

茶道も華道も何度も同じことを
自然とからだが覚えるまで繰り返し
いつしか
ご本人へと染み込み大きな実を結ぶ結果を秘めた
素晴らしいお稽古です
その方の人生に豊かさと冷静さ
そして、高い美意識をもたらせるものです
受け取る一人ひとり違っていて
みんな同じでないことに出会う度
とても素敵なことと
教えさせて頂けることにやりがいを感じます

湿度が高くなる季節に

絶妙な美味しさの引き出されるお菓子を

一緒に楽しみます

梅園 「つゆ草」

 彩雲堂 氷室

涼しさは爽やかさと感じます

夏のお菓子で美味しいお茶を頂ける時間が

日常の楽しみとできること

このささやかな楽しみが

心を潤してくれています

外の世界がどんなに刹那であふれても

潤いが永遠にある暮らしへと転変出来るのは

いつも自分が主語でいられるからと

あらゆることに感謝でいっぱいになります