『本来無一物』(ほんらいむいちもつ)
私達は日々あらゆるところからの
刺激を受けて暮らします
時に
とても些細なことで
嬉しく喜んだり
心汚れたり傷ついたりを経験します
・
『本来無一物』とは
もともと人間は
汚れたり傷ついたりするものではないことを教えてくれます
・
からだの内側、心のもっと奥深い聖域は
外側がどんなに荒れ果てていても
常に清浄で汚れないところ
それを誰もが持っていて
汚れたり傷ついたりするのは
心であり体
・
そのもっと奥深いところを
日々、磨き続けることが大切なのだと思い出させてくれます
磨くとは、どんな時も優しく愛にあふれている聖域を保てるように整えること
忍耐強く苗木を雨風から守り育て続けるように
・
私は、そのために
瞑想という時間も大切にします
・
本来、根源はシンプルなものだからこそ
幻想に巻き込まれないように維持するには
汚れる『執着』(物事だけでなく豊や名誉が
たまたま与えられたという意味を理解した上で)を外し
道徳心の通れる道を歩く
・
すべてが清らかで穏やかで愛に満ちて存在するものを
感じる今を選べているか
・
立ち止まり、気がつかせてくれる『本来無一物』です
そこに気づけることで
本当の幸せを感じられるように思うこの頃
本来、とても『シンプル』なのだと
うっすらと思えるようになりました
長月9月茶道でたのしむお菓子