「おもてなし」ということばで表現してしまうと
本当でなくなるようにずっと思っていますが
本当の言葉にして表現することが出来ないままでいます
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確かに
表も裏もなく
「おもてなし」なのですが
それだけではないので
言葉にして表現できない「おもてなし」という看板を
掛けながら
時間は、過ぎています
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掛けている看板を『お茶事』
としたところで
それは何?となり
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言葉を交わすひととき
お電話でも
お会いしていても
やっぱり
看板をはかけられないままで
自分自身の最高最善を準備してご一緒させて頂くだけです…。
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ただ、いつも
寄りそい、心を傾け、感じるひとときを
ともにそこで過ごすという
とてもシンプルなものですが
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茶事で使う
一座建立
余情残心
一期一会
独座観念
という教えを念頭に置かなくても
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それらを超えられる境地
清らかな心の交流の余韻が残ります
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それはそれは純粋で美しい景色が目の前に広がって
ただただ感動に浸るもの
これが井伊直弼氏の残された有名な言葉
「独座観念(どくざかんねん)」
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家族が
一緒に過ごした別れ際
「幸せな時間だったと」言い残して帰るとき
それはお互いの「余情残心」(よじょうざんしん)
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家族が一緒に同じものを食べて
「本当に幸せな気持ちにしてくれるご飯」だと笑顔になってくれるとき
「一座建立(いちざこんりゅう)」であり「一期一会」
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ただ、いつも
寄りそい、心を傾け、感じるひとときを
ともにそこで過ごすシンプルを
幸せなことに
沢山味あわせて頂く日々
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それぞれに
何かに気づき
それぞれが成長している
さらに幸せに豊かに生きられていること
心の底から嬉しくなります
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