スタジオ『ミュゲ』

オーナーのブログ

2026年7月25日

土用~心と暮らしを調律する時間~

日本には美しい四季があり

その季節と季節の間には

およそ18日間の「土用」と呼ばれる期間があります

春から夏へ、夏から秋へ、秋から冬へ、そして冬から春へ

季節が静かにバトンを渡す

その移ろいの時間です

私たちに最も馴染み深いのは

夏の「土用の丑の日」にいただく鰻でしょう

本来、土用とは次の季節を迎えるための調整期間

季節のエネルギーが入れ替わるため

心も身体も揺らぎやすくなります

そのため昔から

大きな決断や急激な変化は慎重にと言われてきました

けれど、土用は決して

「何もしない期間」ではありません

むしろ、

自分を整え

未来への可能性を育む

大切な時間でもあります

この時期には

例えばこんなことをしてみるのも素敵です

・ずっと気になっていた場所へ出かけてみる
・会いたいと思いながら会えなかった人に会う
・読みたかった本を開いてみる
・小さな新しい習慣を始めてみる
・部屋を整え、断捨離をする
・身体をいたわり、ゆっくり休養を取る

これらは

「未来へ向かって勢いよく進む」ためではなく

自分自身を調え、次の季節へ向かう土台を育てる時間

その一つひとつの体験が

未来を豊かにする養分になっていきます

ヨガの教えに重ねるなら

土用は★アパリグラハ(執着を手放すこと)と、

★サントーシャ(足るを知ること)

を実践するのにふさわしい季節のように思います

新しいものを無理に増やそうとするのではなく

「心が本当に望んでいたことを、静かに始めてみる」

そんな時間が、土用にはよく似合います

秋へ向けて、心と暮らしを調律する時間

「ずっと行ってみたかった場所」へ足を運ぶことも

その調律の一つなのかもしれません

帰ってきたとき、同じ景色なのに、少し違って見える

そんな小さな変化が

私たちの内側にも静かに生まれているのでしょう

土用は、立ち止まるだけの時期ではなく

世界を少し広げる時期

土の中で種が次の季節の準備をするように

私たちもまた、静かに未来を育む時間です

何か大きな成果を急いで求めるのではなく

「心が『行ってみたい』と静かに動いたなら、その声を大切にする♡」

その小さな一歩が

次の季節をより豊かにしてくれるはずです

秋風が吹く頃

「あの土用に、一歩踏み出してよかった🌿」

そんなふうに微笑める日が訪れることを願っています

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