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壮大な物語

  • 07:29

エンパイアステートビル

人の一生は壮大な物語

私の半世紀余りを振り返る時
同時に
両親の
義父母の
そして、夫の
今までを振り返っても
今の一点を眺めて終われない
壮大な人生の機微が蘇る
とても深く重い

真摯なな日々
それ故に
今の私の軽く安易な感情や考えで
周りの人の生き方を
あれこれとは

言えないと
冷静に見つめるモードに
なってしまう
・・・
結果
出来ることを出来るだけという
さじ加減に至る

NY マンハッタン南側


理想は自分の人生に与えても
それ以外には
向けられない


たとえそれが家族でも
・・・
ひとり一人の幸せの到達点は違う

今年91歳になる義母は北海道の広大な大地に整えた
自分の庭で一日を過ごす

義母の何よりの幸せな時間のようだ
朝から夜まで
ご飯を忘れ庭の花と野菜と土に触れる

何十年も自分の庭をこつこつと

作り上げてきた


たぶん、義母は

・・・
長男の嫁として迎えた私と
一緒に畑仕事も花の苗を植えも
雑草や馬のご飯となる
牧草刈りが出来たらと
願ったはずだが

・・・
私は本当にムシが怖く
庭は眺めて綺麗と言うだけで
40年近くが過ぎてしまった
私のムシ嫌いを知る義母は
私に畑から野菜を取って来てと言ったこともない

私の周りの人たちは
私に私の好きなように生きることを認めてくれた
義父母も
そして夫も

ともにヨガを学ぶ仲間から
それらは
とても恵まれた環境だと教えられ
ヨガの教えを実践するには
恵まれスギとも
讃えられた

今、私はこの瞬間を大切に生きながら
今この瞬間の
自分の汚れた感情で
自分の願望を自分へは向けても

他人へ向けないようにと

今まで頂いた愛情に
感謝を向けることで

この欲を
浄化している

今度は私が
同じように
息子の大切なパートナーを
守る番だと
胸が熱くなる

私が大切に育てられた証を

次へと伝えたい

人の人生は壮大で
90歳を超えても
幸せをつくり出し生きる義父母の生き方を眺めながら
愛情深く
そして、精一杯に

生きる力が溢れる根底に

『好き』を軽んじない

彼らの生き方は
とても美しい

まさに大自然そのもの
自然界と一つに生きている