お干菓子
菓匠 鶴屋吉信
菓名 「落雁あやめと水」
さわやかな初夏を迎え
この心地よい毎日が幸せ
🌿
『青山緑水これ我が家』
目に見える向こうに何かを感じ
聴こえない音を聴く
自然の一部で生かされている
その
ひとつひとつへの
ありがとうを呟き過ごす
特別な季節
名残りの苺でジャムを炊き
奈々子先生がお話の中で教えて下さった
山椒の実を
一年分仕込む
青梅ジュース作りの準備も整い
和む夕暮れ
豪華さや贅沢だけが
豊かでなくて
利休さんが
求めた
僅か畳二枚分の庵
自ら作る
使いよさそうな茶杓
その人らしく
そこに生かされているのは
とても美しい
たくさんの事ができるのも
素敵だけれど
どのように取り組めているか
その実感が
ご馳走になる
5月の主菓子
菓匠 鶴屋吉信
菓名 岩根つつじ 藤宴
心をこめた一服
あなたへ
そして
私へ
今ある場所で
最大限に生きてみる
なんと豊かなことでしょう
ひとりひとり
見える世界は違っている