オーナーBlog

2019年 卯月 4月禅のことば

  • 23:23

卯月4月を迎え、新しいこと

変化、更新する喜びにあふれる日々に感謝でいます

今月の茶道のテーマは

~掬水月在手 弄花香満衣~

水を掬(きく)すれば、月、手に在り。

花を弄(ろう)ずれば、香、衣に満つ。

茶席の書として出会いました

春になると美意識高まる鮮やかな新緑の茶会を開き

この漢詩を味わいます

唐の詩人、于良史(うりょうし)の詩

『春山夜月』の一節

水を掬(すく)いあげると、その中に月が映り、

花を弄(もてあそ)んでいると、花の香りが衣に移る

清らかなものとふれ合っていると、自然とその影響を受け

日々大切に生きる精進を重ねることによって、天空の月をも

その手の中に収め、花の香がからだにしみこむように

自分のものとなる

月や花を清らかなものと例え

頷きへと導かれる素敵な漢詩を春の夜に思い出せること

とても幸せなひと時と思い過ごしています

4月のお菓子

鼓月 花嵐山

柿山 日々花々 チューリップ

柿山 日々花々 すみれ

曙 それぞれの春