卯月4月を迎え、新しいこと
変化、更新する喜びにあふれる日々に感謝でいます
今月の茶道のテーマは
~掬水月在手 弄花香満衣~
水を掬(きく)すれば、月、手に在り。
花を弄(ろう)ずれば、香、衣に満つ。
茶席の書として出会いました
春になると美意識高まる鮮やかな新緑の茶会を開き
この漢詩を味わいます
唐の詩人、于良史(うりょうし)の詩
『春山夜月』の一節
水を掬(すく)いあげると、その中に月が映り、
花を弄(もてあそ)んでいると、花の香りが衣に移る
清らかなものとふれ合っていると、自然とその影響を受け
日々大切に生きる精進を重ねることによって、天空の月をも
その手の中に収め、花の香がからだにしみこむように
自分のものとなる
*
月や花を清らかなものと例え
頷きへと導かれる素敵な漢詩を春の夜に思い出せること
とても幸せなひと時と思い過ごしています
4月のお菓子